西川美和のエッセイ集『映画「永い言い訳」にまつわるXについて』を電子限定リリース!

2016.07.08

映画監督・西川美和の4年ぶりの新作『永い言い訳』(アスミック・エース配給、10月14日公開)の公開に先駆け、自著エッセイ集『映画「永い言い訳」にまつわるXについて』を7月7日(木)に電子書籍限定で発売しました。配信価格は本体300円+税。

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文芸誌「月刊ジェイ・ノベル」の連載から抜粋した10編を収録。『永い言い訳』の原作小説(文藝春秋刊)や脚本の執筆から撮影、初号試写にいたるまでの知られざるエピソードが綴られています。また、初公開のメイキング写真も多数収録されています。

担当編集者からのコメント

2013年秋から2016年春にかけて、原作小説と脚本の執筆から、初号試写を終えるまで、『永い言い訳』の制作に向き合った西川監督の、そのときどきの思いが詰まった一冊です。
スタッフが決まり、オーディションを重ね、段階を経るごとに、監督のひとりの世界に多数のスタッフが加わり、平面上に描かれたものが立体的に立ち上っていく様子が、臨場感あふれる筆致で描かれています。雑誌連載の原稿を受け取りながら、監督の「今」を追い続けているような感覚でした。
電子書籍にまとめるにあたって、メイキング写真をふんだんに収録しています。監督やスタッフのみなさんが撮影の合い間に写したものも含まれているのだとか。
映画の公開前に、そして見終わったあとに、ぜひぜひお読みください!

映画『永い言い訳』は、人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)が、妻・夏子(深津絵里)が親友とともに旅先の不慮の事故で亡くなった知らせを受けることから始まる物語。まさにその時、不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族――トラック運転手の夫・陽一(竹原ピストル)とその子どもたちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。妻を亡くした男と、母を亡くした子どもたち。その不思議な出会いから、「あたらしい家族」の物語が動きはじめる……。
主演に『おくりびと』以来7年ぶりの映画主演となる本木雅弘を迎え、そのほか国内屈指の実力派俳優たちが脇を固めます。公開に向けて大きな注目を集める作品です。

西川氏自身が「こんなにも自分が信じられなくなった経験は、監督になって以来初めてだった」と振り返る本作の制作過程。彼女自身が一つひとつの出来事をどう感じ、どう向き合い作品を完成させたのか。ここでしか知ることのできない監督・西川美和のリアルが書かれています。ぜひご一読ください。

電子書籍の詳細
書名:映画「永い言い訳」にまつわるXについて
著者:西川美和
発売日:2016年7月7日(木)
配信価格:本体300円+税
発売:実業之日本社

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映画『永い言い訳』公式サイト

映画『永い言い訳』
2016年10月14日(金)ロードショー
(C) 2016 『永い言い訳』製作委員会