永遠の夏 戦争小説集
五木寛之著(イツキ ヒロユキ)
城山三郎著(シロヤマ サブロウ)
末國善己編(スエクニ ヨシミ)
A6判 616ページ
2015年01月31日発売
価格 968円(税込)
ISBN 978-4-408-55214-9
在庫あり
戦後70年特別編集。
戦争は終わったのか? 14人の作家が描いた魂の記録。
1945年、日本は降伏を決し、第二次世界大戦が終わった。ノモンハン事件から、真珠湾攻撃、南洋戦線、従軍慰安婦、抗命事件、硫黄島、疎開先の女学生、広島原爆、外地脱出、沖縄基地問題まで、戦争を題材にした名作を収録。文学だから描けた「本当の戦争」がここにある。大岡昇平、小松左京、坂口安吾ほか強力作家陣による「文庫オリジナル戦争小説集」。誰もが強く、弱かった……戦争を生きた人々の思いとは? [編者解説/ 末國善己]
■柴田哲孝「草原に咲く一輪の花 ─異聞ノモンハン事件─」
■坂口安吾「真珠」
■大岡昇平「歩哨の眼について」
■田村泰次郎「蝗」
■古処誠二「糊塗」
■帚木蓬生「抗命」
■城山三郎「硫黄島に死す」
■山田風太郎「潜艦呂号99浮上せず」
■皆川博子「アンティゴネ」
■徳川夢声「連鎖反応 ─ヒロシマ・ユモレスク─」
■島尾敏雄「出孤島記」
■五木寛之「私刑の夏」
■目取真俊「伝令兵」
■小松左京「戦争はなかった」