夫婦善哉・怖るべき女 無頼派作家の夜
織田作之助著(オダ サクノスケ)
七北数人編(ナナキタ カズト)
A6判 384ページ
2013年12月05日発売
価格 660円(税込)
ISBN 978-4-408-55154-8
在庫あり
うまいもん食いにいこか――
大阪を愛した作家の珠玉の名作
そこには、人間の本質的なスリルがある――津村記久子(作家)
戦後無頼派の代表的作家・織田作之助の代表作と酒にまつわる小説・エッセイ等を多数収録したオリジナル作品集。デビュー作にしてすでに成熟した筆致が文壇を驚かせた「夫婦善哉」ほか、「アド・バルーン」「競馬」「世相」など大阪の風俗と庶民の喜怒哀楽を活写した小説、死の直前に書かれた「怖るべき女」「可能性の文学」まで、織田文学の真髄に触れる一冊。
【収録作品】
■夫婦善哉
■雪の夜
■姉妹
■電報
■アド・バルーン
■競馬
■世相
■薬局
■中毒
■怖るべき女
■文学的饒舌
●可能性の文学 解説/ 津村記久子
●作品解説 七北数人