徳川家康 トクチョンカガン 上
荒山徹著(アラヤマ トオル)
四六判上製 272ページ
2009年09月18日発売
価格 1,650円(税込)
ISBN 978-4-408-53554-8
在庫なし
誰も知らない「天下人」の正体が今、明かされる――
16世紀末、朝鮮半島を豊臣秀吉率いる日本軍が侵攻した。朝鮮の義勇軍に参戦していた僧兵・元信(ウォンシン)は日本兵に捕えられるが、処刑されず鉄仮面を被せられ、日本に連行される。捕虜となった元信は丁重に扱われ、さらに身も心も「日本人」になるよう教育を受ける。一方、天下分け目の関ヶ原の戦いで、東軍総大将・徳川家康の息子秀忠は、上田城の真田氏との戦に時間をとられ、決戦に遅参をしてしまう。戦の直後、家康に面会を拒否された秀忠は、その対応に家康自身の異変を直感するが――読み始めたら止まらない、今年度最高の歴史&伝奇エンターテインメント巨編!
縄田一男氏(文芸評論家)絶賛!
「山岡荘八『徳川家康』、隆慶一郎『影武者徳川家康』――。そしていま、私たちはここに、これまでまったく描かれることのなかった、第三の家康と出会うことになる。鮮やかな傑作戦国小説の誕生だ。」