「農家と農業 お米と野菜の秘密」書影

農家と農業 お米と野菜の秘密

板垣啓四郎監修(イタガキ ケイシロウ)

新書判 192ページ

2015年12月17日発売

価格 880円(税込)

ISBN 978-4-408-11162-9

在庫あり

オンライン書店で購入する

水田の高度利用、6次産業化、企業参入……
日本の農業がよくわかる!

米や野菜などの「商品」としての農産物、そして農家のことを、どれだけ知っていますか。

パソコンや筆記用具、あるいは自動車などの「工業製品」であれば、どんなメーカーがどこの工場で作っているか、なんとなく想像できます。でも、ふと考えてみると、私たちが一日に三回(かそれ以上?)口にする食事の素材である農産物は、どうやって作られているのでしょうか。

「産業」として把握する農業はとても興味深いものです。田んぼや畑で作られていることは分かります。また、農家は「株式会社」ではなく個人が経営している気がします。旅先で農産物が直販されている場面もよく見ます。でも、具体的に、どんな方が、どんな働き方で作っているのか、それはどのように流通し、どのように農協や農水省・政府と関わっているか、そして田や畑はどのように維持されているのか、よく知らないのではないでしょうか。

本書は、農産物を作る・流通する・売る仕組みと、生産工夫からテクノロジーまで、農家と農産物の「仕事」のすべてを解説します。本書を読めば、農家のみなさんがどのようなお仕事をしているかもわかるはず。経済ニュースもこれできちんと理解できるようになります。

第1章 いつも食べている米や野菜の不思議
第2章 農産物が私たちの口に入るまで
第3章 米、野菜、果実をつくる農業の現場
第4章 農をとりまく環境と未来
第5章 世界のなかの日本の農業
第6章 農業を仕事にするには