月刊J-novel2015年6月号

実業之日本社編（ジツギョウノニホンシャ ）

挑戦する文芸誌

小路幸也氏の人気ミステリー連載がスタートしました。珈琲店マスター＜弓島大シリーズ＞待望の第４弾、2014年春に始まる物語です。親友から、家出した息子の行方について相談されたダイ。その周囲で今回はどんな事件が……。どうぞお楽しみに。

４月に小社文庫で『菖蒲侍 江戸人情街道』を上梓した井川香四郎氏が小誌初登場。江戸の岡っ引きの大親分・門前仲町の紋三が活躍する「もんなか紋三捕物帳」の新作です。不定期連載で、次回は10月号に掲載予定。６月発売の小社文庫『ふろしき同心 江戸人情裁き』もあわせ、井川ワールドにご期待を！ 衝撃の最終回を迎えた花房観音氏「好色入道」は、準備期間の後、2016年初頭に小社より単行本が刊行される予定です。首を長くしてお待ちください。

前号からスタートした新コーナー「J’s Face」第二回は映画『新宿スワン』の公開を記念し園子温氏の登場です！

充実の連載小説は、赤川次郎氏のユーモア・サスペンス「演じられた花嫁」、あさのあつこ氏の江戸深川職人物語「風を繍う」、草凪優氏の恋愛×犯罪サスペンス「黒闇」、仁木英之氏の歴史小説「豪勇千臂」、西村京太郎氏の長編トラベル・ミステリー「北陸新幹線殺人事件」、森沢明夫氏のお仕事青春小説「たまちゃんのお使い便」、山本幸久氏のユーモア小説「天晴れアヒルバス」、いずれも好調です！ 強力シリーズの藍川京氏の性愛小説「色指南」、江上剛氏の企業小説「跡継ぎ」、近藤史恵氏の女清掃人探偵シリーズ「重なりあう輪」、中島要氏の時代小説「船出」いずれも必読の展開です。

連載エッセイ伊東潤氏「敗者烈伝」、津村記久子氏「枕元の本棚」今号も好調です！ 年齢をめぐるリレーエッセイ「AgeX」は上田秀人氏、物語にまつわる“はじめて”をつづる「はじめての＜物語＞」は石持浅海氏、自由なテーマでベスト３を語る「私の○○ベスト３」は村山仁志氏、ふるさとへの思いを綴る「ホーム　home」は橘真児氏、気鋭の作家によるエッセイ「オン・ステージ」には蒼井凜花氏、直原冬明氏、雪富千晶紀氏が登場です。書評ページJ’s Book Bar（石井千湖氏、北上次郎氏、大矢博子氏、縄田一男氏、MARUZEN 札幌北一条店　伊藤樹里氏）など読み応えたっぷりです。